ボードゲームと馬と

ゲームの感想とか馬の話とか

今年遊んだゲーム2023(周回遅れ・前半)

まるぃもです。お久しぶりです。 3万年ぐらい遅れました。書き始めたのは公開日付より前なのに…おかしいな…。

adventar.org

この記事は ボドゲ紹介 Advent Calendar 2023 の23日目の記事です。ぐらちゃん今年もありがとおおおおおお。 前日に半分くらい書いたところで息絶えて(風邪をひいて)なんとか年内を目指している今です。→気が付いたら年明けどころか…

今年は全然ちゃんとレビューを書いてこなかったので、夏休みの宿題を片付けるがごとくゲームの一口感想コメントを並べていきます。 これも全部書こうとして死んだ節があるので、ピックアップしていこうという感じ。 風邪をひいたことで、夏休みの宿題ができなくて普通に3日後くらいに出したあのころを思い出しましたね。吐きそう。

1月

カムトゥギャザー

フェス会場をプロデュースして盛り上げたやつが勝ち! ワカプレ能力成長のめっちゃまとまってる系のやつ。 アートワークが最高で、出てくるミュージシャンみんなボドゲモチーフのやつなの。 これだけで最高。たしか数寄ゲームズから日本語訳付で出てた気がする。

カムトゥギャザー

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レディセットベット

草競馬がモチーフ。走り始めた馬を見て、我先にと馬に賭けていく。 早くいい場所に賭けたいけど、早くかけるとその馬の勝つ確率が下がる。 自動処理アプリとかもあったりして、ダイス目で馬が進んでくだけなのにめちゃくちゃ盛り上がる。 競馬モチーフというだけでも大好きなのに、ちょっとダイス目が偏っただけで、 こんなに短時間で盛り上がれるのズルだろ。めちゃくちゃ好き。

レディセットベット

すごろくやから来年には日本語版が出るらしいから買う。

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ウッドクラフト

ダイスを木に見立てて切るという発想が天才。 昨今の環境テーマ系なんだけど、だいぶこねくり回してる感じで好き。 使われないアクションの価値をブーストしてくれる独特なアクションボードは必見。 得点の部分が宝石の煌きシステムなんだけど、ちょっとギチギチに作りすぎたきらいはある。

ウッドクラフト

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クロッシングオーシャン

それぞれの大陸を定期的に行き来する船を就航させ、ものを運んでお金を稼ぐ。 トランスアトランティックのボードあり版なんだけど、 ボードがなかった時点では、船が大陸をつないでる感がなくてイマイチに感じたのに、 ボードがついてロンデルになっただけでこんなにも面白くなるなんて。 ゲルツずるい。いやすごい。とても好み。

クロッシングオーシャン

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2月

ディスコルディア

15体のワーカーを与えられ、すべてを最初に使い切った人が勝利。 あまりにも綺麗かつすっきりしたゲームで、重量級と思わせておいて中量級なのがめちゃくちゃ好き。 最近、拡張が出たんだけど出た瞬間売り切れたので、翌朝テンデイズさんに朝イチで買いにいったのはナイショ。早く遊びたい。めちゃくちゃ好き。

ディスコルディア

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オルレアン ドロー&ライト

ちゃんとオルレアンできるタイプの紙ペン。 ちょっと役職まわりが強すぎるきらいもあったが、オルレアンに必要なものを兼ね備えていた。 オルレアンが好きすぎるため、結局これも購入した。 でもまあまたオルレアンをやるんだろうなあって。

オルレアン ドロー&ライト

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ヒート

最高のレースゲームが作られてしまった。 当分これ以上は出ないよな、という出来。 特にギアチェンジしてブレーキをかけながらカーブを曲がっていく感じを、 まさかデッキ構築でここまで美しく表現できるとは思わなかった。 今年何度かやったけど、本当によくできてる。最高。

ヒート

一時期ぜんぜん手に入らなかったけど、やっと買えるようになった。

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村の人生 ビッグボックス

村の人生を遊びつくした者たちのための、村の人生最終形態。 人生っていうテーマを人生ゲーム以外で入れてきたの、マジですごいよね。 世代を重ねるって発想が改めてすごいなと。 拡張とかはある程度いれると味がまろやかになってよい。

村の人生

ビッグボックスって、持ち運ぶには大きすぎるんだよな…

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マイシェルフィー

棚を美しく並べた奴が勝ち! とったものを棚に並べるときに重力に逆らえないというギミックと、 タイルを入れていくと本当に棚に見えてくるというコンポーネントが最高なため、 ゲームのシステムがめっちゃ好きってわけじゃないのに、ちゃんと今もまだうちの棚におさまってる。 見た目がいいって最強。ボードゲームは見た目。いや嘘。

マイシェルフィー

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アティワ

ウヴェのワーカープレイスメントってどれも同じ味がするという意見もある。 でも、それってコーヒーが全部同じ味みたいなことを言うのと同じで、やっぱり大枠同じでもかなり好みはあるって。 そんななかでもめちゃくちゃ好きな味だったウヴェ。コウモリコマ可愛すぎるんだよな。 持ってないのですが、たぶん刷りすぎていまクソ安くなっているので買いたい。 棚に空きがないので放出したら買う。

アティワ

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3月

フェデレーション

宇宙を開拓しながら、宇宙連邦に議員を送り込み自分の貢献度を認めさせていくやつ。 めちゃくちゃ話題になってたかというとあれだけど、アクションの新しさとか自分に有利になるように議会操作していく感じとか、かなり好みだった。 まだ日本語版のアナウンスきてないの?この感触だとすでにアナウンスされててもおかしくないかと思いましたが。

フェデレーション

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バラージ ナイル拡張(全部入り)

今年は基本も再度プレイしたりもしたけど、改めてバラージってすごいボードゲームだ。 何度かプレイするとやはり勝つための道は限られてきてしまうけれど、ナイル拡張はその道をひとつ増やしている点において、かなりよい拡張といえそう。 水力発電っていうテーマがやっぱりかなり秀逸なんだよな…。

バラージ ナイル拡張

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アクロポリス

かなり綺麗にまとまっているタイプのタイル配置で、ボードゲーム特有の「立体感」をしっかり味わえる。 こんなにシンプルなルールと短いプレイ時間で、すっきりと美しいタイル連結ができていく感じ。やはりへクスって綺麗だ。 アズールをやったときにも思った「これ賞レース強そう」感。アスドール大賞も納得。

写真忘れ。

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4月

ファーナス 拡張 戦間期

ファーナスの拡張。 そもそもがシンプルなエンジンビルドなので、石炭で味が加わったのはよい拡張。最初から入っていてもいいレベル。 最近会社のボードゲームそこまでやってない人とゲームする機会があるので、「エンジンビルドってこういうジャンル」というのを味わってもらうために出したい。

ファーナス 戦間期
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デクリプト

デクリプト。あまりパーティーぽいゲームやらないがちなので、初プレイ。 相手に推測させないように、お互いが通じる暗号(クリプト)で仲間に順番を伝えつつ、相手チームの暗号を解読していく。 十分シンプルなんだけど、合間に出すにはちょっと長い感じなので、もっともっとシンプルな感じにしてほしかったかも。 チューリングマシンのほうが好きかなあ。。

デクリプト

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ラファミリア

ガチのエリアマジョリティみたいな感じで普段あまりやらないタイプなのですが、 マフィアの殴り合いかつチーム戦というテーマがけっこうあってて気心知れたメンバーとやるならぜんぜんありでした。 なにはともあれアートワークがめっちゃ綺麗なので所有欲はくすぐられますよね。

ラファミリア

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ドーフロマンティック

もうこれ4月にやってる時から「とるかもよ」「たしかにとりそう」みたいな話をしていた記憶があって、賞レースにのりますよという顔をしてましたよね。 スイッチで出てるゲームもやりましたが、ひとりでダラダラやるにもちょうどよかった。 でもやっぱり、みんなであーでもないこーでもない、わいわい雑談しながらやりたいゲームですね。 最初プレイしたときに「そうかまだへクスにはこんなにも可能性があるんだ」って思いました。 実はちゃんと続きがやれてないから、キャンペーンとしてやりたいのでほしい。買うか。まずは棚をあけてからだ。

ドーフロマンティック

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ザッツノットアハット

小箱で2023で一番衝撃を受けた。 こんな簡単な処理なのに、人間の脳ってこんな簡単にぼやけるんだっていう。認知のゆがみ。 デジャブ(というボードゲーム)で感じた衝撃を、もっと短時間に、もっともっとシャープにして直接脳に叩き込んでくる作り。 未プレイならぜひ味わってほしい。

ザッツノットアハット
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5月

南チグリスの旅人

このシリーズ、なんかどんどん複雑になっていってる気がする。 でもなんかこう、1回で食べきれない量の豪華な食事/複雑な味を並べてくることで、昨今の1回プレイして終わり的な風潮にあらがっているというか、 存分に遊びつくせと言われている感じがするのが好感がもてた。あと何回かプレイしなきゃ…。

南チグリスの旅人

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ダーウィンズ・ジャーニー

ルチアーニのアレ。 あまりにも評価が高い状態でプレイしたが、実はこちらは1手1手が重すぎていまいちのめりこめなかった。 こう、目指すところに対するアプローチがたくさんあるように感じられなかったせいかもしれない。 改めてヘビーゲーマーではなく”中量級ゲーマー”である自分を自覚。

ダーウィンズ・ジャーニー

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スタデューバレー・ボードゲーム

ゲームのほうのスタデューバレーをプレイする前にボードゲームもこちらをプレイした。 協力してそれぞれが釣りや鉱山夫となり、家を大きくしたり畑を耕したり、村人の要望をかなえていく。 のほほんとした村人の暮らしだけど、実は太陽がのぼっている時間は少なくて、1日でできることってあんまりないよなというのもわかる。

このあとゲームもプレイして、いやこれけっこう再現性高いなってこともわかった。 いつか家族でプレイしたい。いや手に入らんやろこれ…。

スタデューバレー・ボードゲーム

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ここまで書いたところでこれ一生終わらない感じがしたので、続きはまた書くってことでいったんアップします!待て次回!!!(あるのか…?)

ユニオンストックヤード Union Stockyards (2023)

 

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7.0/10

畜産加工業者になって、情勢の要求に応えながら自分の会社のブランド牛豚羊の名声を高めつつ拡大生産していく。

いろいろちょうどいいゲームズ、というのが最初の感想だ。
素直なワカプレと、シンプルなタイル配置。

余談だけど、先に土地を買うタイル配置って以前は見たけど最近あまり見ない気がする。現実をいかに圧縮してゲームに落とし込むかという過程で、「建物を建てる」と「土地を買う」は一緒くたにされがちなんだと思うけど、ここでは1手番使って土地を買うとだいぶ安上がりになるので効いてるルールだなと。

 

話がそれた。

このゲームのキモは「KDJサイズ」ってことに尽きると思う。
近年、大切にしている指標として「重すぎない重ゲ」があるんだけど、BGGでも3を切っているように、このゲームは重量級ではなく中量級だ。
ちょっとボードゲームに触ったことがある人なら知ってるワーカープレイスメントに、馬鹿でかい木コマを置いてSNS映えするタイル配置、イベントカードの塩胡椒感あるランダム感。
複雑すぎないルールに、あわせても1時間程度のゲームサイズ
初回のプレイ体験に強く配慮して、「あるマークを集めよう」みたいな、それなりの指針まで用意されている。
「このくらいがいいんでしょ」というKDJクラスのゲーム体験を露骨に狙ってきていて、めちゃくちゃ好感が持てる。
惜しむらくは、ネクストステーションロンドンにも感じたように、初回でいろいろ披露しすぎた結果1-2回でだいぶゲームの理解が進みすぎてしまう点だ。


円安などの影響もあり値段だけが可愛げがないが、どの会に持っていってもゲームの習熟度に関わらず満足できる、2023年の定番ゲームになりそう。

 

数寄ゲームズさんで8/2まで(今日までやんけ!)予約受注してるみたい。
届くのは11月なのか〜

sukigames.thebase.in

 

 

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コンテンツに溢れた世界で、それでもボードゲームを選ぶという贅沢な時間を今年(2022)も過ごした

また書いていたら日付をこえてしまった。 あけましておめでとうございます。

というわけでボードゲームの話。 別にオンラインでもできるし、オンラインならそもそもデジタルゲームを遊べばいいし、 ボードゲームにおいてもBGAボードゲームアリーナ)っていうでかいプラットフォームもあるしで、 ”わざわざ集まって遊ぶ必要"はどんどん減っています。 でも、結局ボードゲームという料理を食べるのに一番重要なのは、 生身で遊んでくれる人なんだなと、そういう発見を込めたタイトルです。

顔を見ながらこの1手難しいよねとか、ここ悩みどころだからちょっと待ってとか、 料理と同じく、一緒に食べたひとも含めて記憶になっていく。 いつも遊んでる人たちが健康で、ちゃんと時間をとって集まれて、 ずっとずっと遊び続けられますようにと願わずにはいられません。

あとはゲームを評価するときに「セッションの面白さ」にあまり左右されないためにも、 メンツをある程度固定するというのは必要に感じています。 「なんで面白かったか」「なんで面白くなかったか」を判断するには、 同メンバー同環境で繰り返し試行するのがよさそうです。 これやってて思うんですが、みんなルールの補完力が高いというか、 なんかプレイに違和感感じたときだいたいルール確認すると解釈間違っていて、 ”作者の意図したであろう方向に面白く遊ぶ能力”がめちゃくちゃ高いのではと感じています。

というわけで、そんな感じで今年遊んだ中から面白かったものを紹介します。 みんながランキング形式で発表していて、僕もやりたくなったのでこちらで。 まだ買ってない人は存分にアフィリエイトを踏んでいくがよい。いや、踏んでください(直球)。

10位 メドウ

メドウって絵が美しくて1枚1枚のカードがユニークみたいなところが強調されがちなんだけど、 やってみるとだいぶアクションとかプレイ感が洗練されてる感じがしますよね。 餌のない森には動物が育たないこと、食物連鎖の形をちゃんと作っていかないと得点が入らなくなっていて、 テーマに沿ってちゃんとセットコレクションしていく感じがなんとも言えず、すきです。

あとは、やっぱり根本的にこの中間サイズ(1-2時間)=中距離砲のゲームが一番僕の好み。 ここから先の順位はまだ買えないやつとかもう買えない奴が多くて、これはまだ買えるので買っておくべき

9位 D.E.I (Divide et Impera)

「高さ」の概念に挑戦した意欲作。 まるで地図の等高線のように作られたマジョリティマップと、 同じ高さの地域に橋をかけてワーカーを移動させたり、 違う高さの概念をドローンヘリが超えていく様は我々にこのボードゲーム世界の様子をありありと想起させます。 バラージの時も「高さ=立体感」にけっこう感動したんだけど、同じ感動がありました。

これ日本語版ってでるんだっけ?(調べろよ)

8位 アルナック拡張入り

結局みんなこういうゲームが好きなんでしょことアルナック。 そうなんだよね。好きなんだよ。 割と全員が同じ行動に偏りがちなこうしたゲームにおいて、拡張はそれぞれの指針を与えてくれました。 どのゲームも基本が素のおいしさを味わってもらうものだとしたら、 こうした「指針を得るための非対称」をきちんとそれぞれに味をつけてくれる拡張はマストバイだなと思うわけです。

ま、拡張が売り切れてるんで、とりあえず基本だけ貼りますね。また"ナイナック"とか言われる前に買いましょうね。

7位 ファーストラット

最近、何をやってる時に一番”ボードゲーム”を感じるか気づいたんですよ。 「接続マスへの移動(Point to Point Movement)」 bodoge.hoobby.net

これです。ボドゲーマにのってるから見てみてほしいんだけど、 おそらくロンデルの拡張概念というか、すごろくのサイコロ降らない版というか、 GWTとかなヴェガドールとかヘブン&エールに代表されるようなこのぐるぐるする形、 これが最高に好きなんですよね。他にも言い方があった気がするけど忘れた。 これが存分に活用されているのがファーストラットです。

しかもテーマが「宇宙に行ったはじめてのねずみの物語」とか最高やん。アートワーク天才か?? 日本語訳「宇チュー飛行士」も神ですよね。ぼーずさんすごい。

そんなファーストラットのことはトヨエリ氏が書いてくれてるから読んでね

note.com

そろそろトヨエリ亭ゲーム会やらなきゃ

似たようなシステム採用しているってことで一応ヘヴン&エールがまだ買えそうなので貼っておきます。 ナヴェガドールとかおすすめしようとしたらプレ値ですごいことになってたわ。

6位 エカテリーナ2世 皇后の都市 Catherine: The Cities of the Tsarina

ウィーンっていう変則ダイスワカプレの作者のコーニッヒさんの作。 ウィーンが好きなのでこの作者と相性がいいだけなのかもしれないんだけど、めっちゃ気に入りました。

カードをやりくりして上段下段のカード組み合わせでアクション打ってくんだけど、 最初ぜんぜんなんもできないのが数ラウンドで一気に加速していくところとか、 ちょっとしたリソースマネジメントの噛み合わせとか、セトコレとか。 なんとなくやりたかったことが細切れにして1時間で終わるように全て設計されてる。 ゲームのタイムパフォーマンス的なことを考えがちなので、これだいぶそのタイパがいいなと感じます。 結局、1時間の隙間に出せるゲームが最強なんだよな…。

エカテリーナは全く手に入らないどころかウィーンすらこの値段。 まよコロにおいてあるから遊んでください。

5位 THE GUILD OF MERCHANT EXPLORES

これもけっこう挙げてる人が多かったイメージ。 これはいつものメンツじゃなかったのでセッションブーストがかかっていたら申し訳ないんだけど、 紙ペンならぬ紙コマ的なラウンドで少しずつ領地を広げていく拡大再生産で、加速力がすごくて面白かった。

上にも書いてる、僕の好きな中距離砲(1~2時間でサクッと遊べる重ゲー)にマッチしていて、 これを満たすにはちょっとしたダウンタイムへの工夫だったり、要素の抽出だったりが欠かせないのを、 うまく満たしていると感じました。同時手番最強ですね。

これ、どこかが日本語版とったんですか? Welcome toほどではなくとも、割と売れる気がするんですがどうですかね。地味か?

4位 サポテカ

これも話題になりきらずに通りすぎられてしまった「じゃない方ゲームズ」認定してます。 エリアマジョリティとか、プロットとか、ハンドマネジメントとか、みんなすきなシステム欲張りセットなのはこれも同じ。 カードの役割というか意味が局面ごとに変わっていくのが、ルールがぎちぎちかつ綺麗に詰め込んである感じがして好き。 そして、これよく5手番しかないとかいわれるんだけど重さはちゃんと5ラウンド分あって、 最初の1ラウンドめの行動がめちゃくちゃ重要だったことに3ラウンド目くらいに気づいて悶絶するやつ。

これも、上に書いた中距離砲ゲームズでもあるので、「悔しい。もう一回!」と言いやすいのもすごくいところ。 ルールサマリがかなり秀逸で、これを上からなぞっていくだけでゲームとして成立しちゃうのもすごい。 いやほんと、サポテカはすごいんですよ。みんな買ってくれ。またゆーてるまに埋もれてプレミアとかになっちゃうから

3位 トライブス・オブ・ザ・ウインド 風の民(風の部族) Tribes of the WInd

こんな面白ゲームズに限ってツイートし忘れてるので牛太郎さんのを引用。 自分の手札と見えてる相手の手札の裏側をうまく活用して効果を増幅。 腐海を自然あふれる世界に塗り替えていく。 環境問題がテーマなのもそうだし、ほんとアートワークも美しいし、コマもかわいいんだよね。

それでいてしっかり箱庭をやらせてくれるゲームだし、 本当に真剣に”賞をとりにきてるな!!!”って感じ。 上でもあげ続けてる中距離砲のなかでも少し長めかもしれないけど、 そのぶん破壊力はしっかりしているので、みんな一度は食べてみてください。

これどこからでるの????でるよね????

2位 グレートウェスタントレイル2版

グレートウェスタントレイルが好きなんだから、ちょっぴり調整入って気持ち良くなったGWTが嫌いなわけないだろ。以上。 というと短すぎますが、まあ何度も版を重ねたりバリエーションをつけてくれることで、GWTを遊ぶ機会が増えるのが嬉しい。 明日死ぬとしたら遊びたいゲームズのひとつだよGWTは。

これも日本語版出る…よね。たしか。だから買うのは待ったほうがいいかも。直輸入なら別よ。

1位 アドベンチャーレルムズ

いろんなところでとりあげられてますが、やっぱり今年の1番はこの子だと思うんですよね。 デューンとほぼ一緒やんといわれますが、結局同じ材料を、同じ調味料を、同じ時間をかけて作ったとしても、 そいつがサラダなのかカルパッチョなのか生野菜並べてあるやつなのかとかは違うじゃないですか。 そういう意味で、よりストレスなくより気持ち良くよりすっきりと表現したこのカードとゲームボードは本当に素晴らしいと思う。 ドット絵って世界共通言語だし、RPGって世界共通言語なんだなって強く感じました。

もとになってるって噂のデューンインペリウム。を一応あげておきますね。ルールはまあほとんど同じだよ。 アークライトから出てた日本語版売り切れちゃった??

番外編 キュビトス

ダイス構築の決定版。 いろいろダイスをほじくって面を変えなくても、ダイスを増やしてデッキにしていき、そこに能力がついているだけで全ては解決する。 この能力の味付けの仕方が絶妙なんだよな〜〜〜〜。 ギリギリ今年プレイに入ってなかった・・・日本語版発売するんですよね?おしょう訳、楽しみにしてます。

いま慌てて買わなくてもいいかもしれない。言語依存はフレーバー以外はない。

番外編2 毎日がトリックテイキング

これも残念ながらすぐに手に入る気がしないのだが、うちにあるから来た人には強制的にやらせている。 月/日付十の位/日付一の位 のパターンでルールがかわるトリックテイキング。ブラント夫妻作。 どの日付でやってもある程度いけてるしある程度面白い。本当にすごい。

これの他に彼葉さんにやらせてもらった、ゲーム中にルールが進化していくタイプのトリックマイスターじゃないトリテも面白かったんだけど、 あいつの名前がぜんぜん思い出せない。なんだっけ?オンザカーズ?

このへん、一回売り切れると一生手に入らない感があって悲しい。

番外編3 グランドオーストリアホテル拡張 

これ、書き終わったあとにみんなのツイートをながめてて、 「うわーこれ入れとくべきだし1〜3位のどこに入れるか迷うわ」となってめんどくさくなってのここです。 しのさんも書いてるけど、2人用とも呼ばれたグランドオーストリアホテルに大きく翼を与える拡張になりました。 コンボゲームにおける、コンボの派手さってほんと重要だよね。 偶然定価でみかけるなどしたら、必ず購入しましょう。

マストバイのはずなんだが全然バイできない。拡張どこで買えるんだよ。

番外編4 兵馬俑

これも中位に入れようとしたんだけどもう書いたので。 兵馬俑展にいきたいな。

marulimo.hatenablog.com

今年もお世話になりましたっていう話

いやー2022年も楽しかったですね。 2022年はだいぶ安定して遊べて、月1ペースはなんとか守ってボードゲームができました。ありがとう。 2023年も月1以上を目指していきたいですね。 2022年は遊べなかったみなさん、2023年こそはよろしくお願いします!

”じゃない方”の話。ボードゲーム「兵馬俑」の紹介

ボードゲームなみなさまこんばんは。まるぃもです。 最近会ってないね。またみんなでゲームしたいね。

adventar.org

今年もこの時期だけ記事を書きます。 いつもアドベントカレンダーを作ってくれるぐらちゃんありがとう。 これがなければ僕はボードゲームの記事を書く機会がないわけだから、今年も存在してくれてありがとう。 察知するのを忘れて気づいたら埋まってたよびっくりした。

昨日は誰

アドベントカレンダー前日19日は、オンラインで爆誕したグルームヘイヴンコミュニティ(3人)のひとりKana...氏。 Kana...の「...」の部分はなんなんですかねMy new gear...の「...」みたいな感じなんですかね。 いつもストイックにゲーム遊びすぎててこいつ本当に実在するのか???と思っていたらこないだ初めて実在を確認できました。 今年もハンドレッドのプレイ済み94でだいぶ強そう。ツイートも毎回強そう。強そうじゃなくて強いんだよな。

kanana82.wixsite.com

明日は誰

そして明日は僕が勝手に”約束の地”と呼んでいる全てのボードゲーマーが憧れる一軒家に「ボードゲーム用地下室」の実装に成功した偉人こと豊田えり氏。 note.com あの家、毎週どころか3日に1回くらい誰か泊まっててめちゃくちゃビビるんだよ。で、だいたいゲームしてんの。ずるい。 なんかゲームの合間にプラスチックの容器を生成してるイメージがある。 そうこれだ。みんな買ってくれ。たぶんもう手作りはしてないからトヨエリエキスとかは入ってなさそうだが。買ってくれ。 www.korokorodou.shop

記事に入るまでが長い。アドベントカレンダーの宿命だね。 いや僕の書き方の癖だよ反省しろ。

じゃないほうのゲーム「兵馬俑

みんな兵馬俑知ってる?知ってるよね?知らない? ティルトゥムじゃない方だよ。ルチアーニ&タッシーニじゃない方。そう。「じゃない方」だよ。

ちなみにティルトゥムのことが知りたくなったら表のボドゲ紹介(こちらは裏という認識)アドベントカレンダーでしのさんが書いてるから、みてきて。

see-know.hatenablog.com

最初意図してなくて、記事書きながら「同日ティルトゥムやんけ!」となってめちゃくちゃびっくりしたわ。

脱線した。そう、同期2人入社で「○○じゃない方」と認識され続けてきた僕にとって、この出会いは運命だった。 同期はめちゃくちゃすごいから僕自身が「じゃない方」なのは別にいいんだけど、商品で「じゃない方」になるとつらいよね。 出版量は増え続ける一方でゲームの値段が上がる昨今、どうしても購入ゲームは選択を迫られがちだ。 今年ももう終わるが、最後に一番面白いゲームがきたのではと名高いティルトゥムの裏で、 タナカマさんがひっそりと(いやぜんぜんひっそりじゃないと思うけど)売り出したのがこちら。

よくみてくれ。そうこいつの価格だ。トゥルティム9,350円に対して兵馬俑11,000円だぞ。 今大人気売れっ子作家の最新作500円と、隣によく知らん(ネメシスは知ってる?マジ?オタクじゃん)作家の600円が並んだら前者買うやろ。 見た目こそ派手そうだけど、色がね。基本茶色だしね。ボードゲームっぽいっちゃぽいんだけど、色がもう玄人向けなんだよな。

ペイントしてる人もいるらしい。kana氏...。でもね、普通はここまでやらないんじゃ...

そんなこんなでぜんぜん売れてなさそう(だから失礼だやめろ)なこいつがいかに面白いかについて話したい。 2000字書いても本題に辿り着いていない?正気か?

アクションホイールがいい

我々はあまたのアクションホイールを見てきた。

めちゃくちゃかっこいいのに収束性の悪いアレとか、

面白いけど複雑すぎてぜんぜん制御できないアレとか。

いろいろ見てきたわけだけど、兵馬俑のシンプルに3段って実はあんまり見なかった気がする。

これいいよね。内側から外側に向かってアクションしていくんだけど、事前に1マスだけ回転させられるから、選択肢はたくさんあるようでそこまでない(6択のうち埋まってない2〜5択くらい)。しかもやりたかったアクションを埋められたらどうしてもやりたいものは1マスずらして別のアクションと組み合わせればいいわけだから、「本当にやりたいことができない」というストレスはちゃんと回避されてる。これよくできてる。 段差になっている=戻れない、というのもいいんだよね。最近けっこうアクション順序ガバガバなゲーム多いけど、この上でやったアクションに戻れない仕様はけっこう効いていて、我々みんな粘土焼いて兵馬俑をつくりたいんだけどこの粘土を生成するところがそんな簡単にはできなくしてる。 フィギュアに目がいきがちだけどこのアクションホイールめちゃくちゃ効いてる気がするから、ぜひその目で確かめてほしい。 前述した思考の絞り方とかストレスの減らし方が「現代的〜」って思う。昔のゲームってこういう配慮ないよね。

"その他のコマ"がかっこいい

みんなが知ってる兵馬俑コマ。これですよね。 弓とか剣とか槍とか持ってる。これもかっこいい。 ちなみに上野の森美術館でやってる「兵馬俑と古代中国」では、 この兵士にプロジェクションマッピングやってるらしい。ヤバくね...?

いやそして、さらに「兵馬俑と古代中国」を進むと、なんとこのゲーム展示されてるらしい...正気かよ...行かなきゃ...。

また話題がそれた。

兵士俑コマの他にも百戯俑コマっていうちょっと特殊能力を持ったコマがあってね。これがカッコイイうえに効いてるんすよ。 基本的には列と行で毎回得点計算をしていくんだけど、そこに噛みやすくする馬俑コマとか、 マジョリティで基本きまるんだけど同点になりがちなこのゲームで必ずタイブレークを勝たせてくれる跪射俑コマとかね。 なんかこう密集して置かれていくことが意味を持っていくというか。 ゲームしてたら自動的になんか見たことある兵馬俑の形になってるのが「めちゃくちゃよくできてるやんけ」と思わずやりながら呟いた。

粘土は乾く

そして、一番のこのゲームのポイント資材である「粘土」。 兵馬俑作るには基本的に粘土を焼くしかないんだけど、この粘土がラウンドが終わると乾いてしまうことで、ほとんど持ち越せないんですよね。 でも、乾いてしまった粘土はあるアクションで復活(もう一度全て湿らせる)するんですよ。この復活って概念がすごい。 これまでのゲームでは持ちすぎた資産は腐ったら「使えなくなる」のが当たり前だったけど、アクションを経て「復活する」ように作ってあるのはめちゃくちゃ面白いなと。 資材復活にもアクションを使ってしまうのでめちゃくちゃ強いわけじゃないんだけど、やはりここも「せっかく頑張って集めた資材が全部死ぬ」という理不尽さがだいぶ軽減されてて、これも現代的なストレスの削りかただなあと思った。随所にこういうイマ風のルールテクニックというか、不快にさせないための心遣いを感じるのがいいんだよな。

忘れ去られる「じゃない方」の名作たちへ

最高だったでしょ?なんで売れてないのって思うでしょ?? メモ5点?いいじゃん。感性の違いだよ。

でも、物事はタイミング。 ドミニオン大賞の年にパンデミックがいたのも。 ケルト大賞の年にストーンエイジアグリコラがいたのも、タイミング。 このへんの力がありすぎる作品は頑張って世に普及されてきたわけだど、 4つの評議会とか、トランスアトランティックとか、(あ、トランスアトランティックについては↓を)

note.com

ヘヴン&エールとか、マラカイボとか、もうみんな忘れかけてるでしょ??

でもね、もっと”じゃない方”をね、たまにはまた遊ぼうよって話です。 ”じゃない方”もね、けっこういい奴いるよ? 話してみたら、意外といい奴かもよ? だから仲良くしようね!!!!

ほんじゃ、来年もよろしく。 よいおとしを。

去年の一口馬主アドベントカレンダーがめっちゃよかった話

例によってめちゃくちゃ久しぶりにこのブログを更新する。 今年もアドベントカレンダーの季節ですね。

この記事は、一口馬主アドベントカレンダー adventar.org の1日目です。(1日を過ぎてる?いいえ、1日目です。)

2日目は、去年と同じくういぱさん! ameblo.jp

今年のういぱさんは、一口馬主から進化を遂げたようなので、注目です。

去年のアドベントカレンダーまじで最高だった

今年もなんか馬の話とか1年の振り返りとか書こうかと思ったんです。 でも、去年のみんなの記事を読み返してたら、あんまりにも良い記事が多かったんで、 もう一度ちゃんと読んでもらわないともったいないな、と思ってこれは紹介記事とします。 (※今年はけっこう空いてるので、空いてる日にまた別の話もするかもしれません  ご参加お待ちしてます!)

去年の1日目は自分の記事でした。あまり普段まとめて文章を書かないので、割と雰囲気で書き始めて、 気がついたらすごい分量になってしまっていた自分の記事。あつくるしいところもある。 marulimo.hatenablog.com

さあここからが本当の振り返り。2日目。 ameblo.jp ういぱさんの記事ですね。 みなさんも記憶に新しいノルマン2015産青草食わしこみ世代に入って、がっっつりハズレからスタートしたというお話。 このあとミラクルが起きるところまでがワンセットなので最後まで読んでみてください!!

3日目。 befustable.blog.fc2.com べふさんのブログの由来を教えてくれた記事です。 あの謎の文字列をどういう気持ちで書いているのか、江戸川乱歩の本からなんですね。 一口馬主界隈でも、配合の専門家的な人たちをのぞいてここまで深くまで、(特に日高の血統を)みてる人ってほとんどいないと思うんですよね。 そういう意味でも、この記事いがいもみなさんぜひのぞいてみてください。

(あれ、これ日付かわるまでに終わらんかも)

4日目。 note.com SoTaさん。シルクとノルマンディーの2択でノルマンディにして盛大に失敗したっていう話。いやそれも、ちゃんとオチがあります。 一口馬主のきっかけもすごく面白いんですが、そのあとにある馬体の見方が め〜〜〜〜〜ちゃくちゃ参考になるのでぜひご一読を。言葉だけだとわかりにくい部分は、ぜひきいてみてください。 よく一緒に検討会させてもらうんですが、めっちゃわかりやすいです。

5日目。 note.com 僕とデアリングタクト。 デアリングタクトを引けなかった男の物語。 これ以上言うとネタバレなので、もうほんとぜひ、ぜひ読んで。

6日目。 note.com 一口馬主の日々がどれだけプライスレスかっていう話。 ちゃんと具体的に金額までかいてあって超リアル。 でも、それ以上に本当に楽しそうなのが伝わってきます。 最後の1行まで読んでください。

7日目。 ameblo.jp 中央全場制覇したしらとりさんの物語。 めちゃくちゃ充実してそうでうらやましい・・・。 なお今年はパート2を書いてくれるようです。地方の話かな?

8日目。 note.com イチローさんの、川田と現地応援の話。 いやほんと川田さん本人も言ってたけど、川田さんが乗るってだけで我々期待しすぎちゃうところがありますよね。

9日目。 ameblo.jp 後悔しない馬選び。競馬の出会いと一口馬主になるまでを語ってくれています。 「迷う理由が人気ならポチれ、ポチる理由が人気ならやめとけ」はかなりグッときました。

10日目。 note.com 一口馬主のはじまりと、静内への思いを綴ってくれました。 みんないろんな歴史があって、目指してるところもぜーんぜん違って面白いです。

11日目。 note.com 出資馬を顔で選ぶ話。顔か!その発想はなかった!ってなりました。 トマトさんが今年こそ顔でG1馬を引かれるのにご注目ください!

12日目。 glassnomimosa.hatenablog.com ミモザ姉さんが書いてくれた、ウインで一口馬主をはじめるまで。 ウインスーリールさんのことを思い出して勝手に涙してしまいますね。 お父さんとサンデーのエピソードもめっちゃ面白いっす笑 今年も書いてくださるとのこと、期待してま〜〜す!

13日目。 ameblo.jp 出資馬を流し撮りで撮ろうというういぱにきの写真回。 その後もジオラマ風とかいろいろ挑戦されてるし、そのあたり今年も書いて欲しいなあ(また2回書けと??)

14日目。 blue-plenum.hatenablog.com ナンバー2の美学。面白い記事だったのですが非公開になってしまっているので、 かわりに先日書かれていたルーアと青木師の記事貼っておきますね。これも最高。

15日目。 https://docs.google.com/document/d/1AGV4sIbiZUKaNkbpydJk50HuY-bwxx_Rr5ZaifR9330/edit?usp=sharing あれ、グーグルドキュメントになってる。 絶賛活躍中のう@くんの裏側のお話です。読みたい人はアクセス権限を申請してください笑

16日目。 normandyoc.livedoor.blog ひまりんさんの知人のぴぃさんが書いてくれたそうです。お二人の関係は謎。 あと、お馬さんよりお姉さんの写真が多い気がするのでご注意ください笑

17日目。 nigariche.hatenablog.com にがりぃさんの記事。いろんな苦難を乗り越えて、ついに初勝利を掴むまで。 ここの最後に出てきたあの馬が、まさかそのままダートの頂点まで・・・。

19日目。 ameblo.jp 奥様との楽しいPOGや出資のあり方について書いてくれました。 いつもめちゃくちゃ仲良さそうなのを感じるんよな〜いいっすね〜。 今年は、命名の技について書いてくれたりするんでしょうか。楽しみです。

20日目。 jiroukyuusha.seesaa.net ノルマン最終候補にこれまで11頭も残っているというじろうさんが、 これまでの命名を経緯(命名未遂の経緯も)を語ってくれました。 いやほんとめちゃくちゃ緻密にみんな考えているんだなあと。すごい・・・。

21日目。 note.com まもるるさんが、最近の出資馬の状況を教えてくれました。 レシステンシアほんといい馬なんよ・・・。

22日目。 note.com きおすくさんの、のるまんへの深い愛を感じる記事。 きおすくさんのノルマンで引くべき当たりについては、たしかに周りのノルマン民のかたけっこう持っていて、 デアタクは引けなくともこういう馬を持てたら本当に楽しいんだろうなあと感じる次第です。 「ノルマンで最も難しくてあてにならないもの、それが血統でしょう。なぜか?なぜなんでしょう。わかりません!パワー!」 のくだりとか大好き。

23日目。 hanka-2.hatenadiary.org 半可通さんが、ご自身の出資スタイルと2〜3歳の出資について語ってくれました。 このスタイルでウインマリリン引いてるのほんとすごいっすよね・・・。たしかにマリリンは安かった・・・。

24日目。 note.com 一口の聖地というタイトルで、店長さんが一口馬主をされてる有名なごはん屋さんを教えてくれました。 実はまだ行ったことがないので、身軽になったらぜひ行きたいなあ・・・。

というわけで、みなさま今年もよろしくお願いします! 登録まだまだ少なめなので、僕みたいに少し遅れちゃってもいいので、 ぜひ書いてくれるかたをお待ちしています!!!

めんどくさくて携帯電話料金が延々と高いままな人が何から手をつければいいのか

インターネットネイティブのはずなのになぜかキャリア回線を選んでしまう

友人のキャスを聞いていたら、家にWi-Fiがあるのに携帯代が8000円になるという。 もはや近年の携帯電話なんてライフラインなわけだけど、このライフライン調べず契約するとバカみたいに金がかかる。 つい先日までの自分もそうだったが、調べるとすんなりと半額くらいにおさまった。 何を変えたか、どこで意識が変わったかを書いてみた*1。 まあ、ほぼ私信だ。おしょうくん、携帯料金を見直してくれ。

携帯電話は遺伝する

そもそも、平成生まれにとって携帯料金は物心ついた時からあった仕組みだ。 つまり親がどういう方針だったかに今の選択が左右される。普通に暮らしていると気がついたら契約してしまっている。 これが落とし穴だ。小学生の頃からインターネット世界で生きていても、 目まぐるしくかわる携帯電話の料金体系を調べ続けて乗り換えていく人は稀だ。 僕も先日までめんどくさくてダラダラdocomoに8000円払っていた。 でもこれめちゃくちゃもったいない。だって条件はほぼ変わらないのにただ倍額とられているから。 親に払ってもらってるならいい。でも自分に選ぶ権利が回ってきたら、一度は考えてほしい。

ちゃんと選ばないと、「選んでもらう代」がかかってくる

百貨店の例を出そう。百貨店のいいところは、どの店に入ってもそれなりのブランドが並んでいて、 店員に「お任せで」というとそれなりにイイ感じに見立ててくれるところだ。 しかしこれには店員の人件費や場所代のコストがのっている。 「選ぶ時間がない」「考えるのがもったいない」と思うレベルの稼ぎがある人たちは、 その時間と手間を天秤にかけてこれらを身に付ける。 *2 これが選んでもらう代だ。

庶民は百貨店でケータイを買うな

ケータイは店に行っても決していいものが紹介されない。 それは、モノが同じで回線だけが違うため、店に入る時点ですでに「店員にオススメできる範囲」がめちゃくちゃ狭いからだ。 じゃあどうすればいいのか?簡単だ。今ある料金を低価格プランにしろ

とはいえ、比較サイトを見るのもめんどくさいだろうから、ここにおススメを記す。 docomo民ならahamo、それ以外ならpovoだ。 異論は認める。格安シムを延々と検討するのが趣味でなければ、このあたりにしておけば困ることはないだろう。

ahamoかpovoにしておけ、という理由

昔話をしよう。まだ無知だった頃の僕の話をしよう。とりあえず店に行き、IIJmio格安SIMを契約した。*3 安かった。なんだこの安さはと思ったのを覚えている。 しかしシムをいれかえて数日、いきなり困った。市街地では通じる電波が、田舎では全く通じなくなる。 特に電話がやばい。当時は茨城にいたのだが、田舎のほうにいくともう大変だ。 プツプツ切れて使い物にならない。仕事でも携帯を使うので、これは本気で困った。

いったんdocomoに戻して悶々と悩んでいた僕だが、救世主が現れた。 先に紹介したahamoなどキャリアの低価格プランだ。 docomo回線の電波はそのままに、20Gまでいけて3000円。電話かけ放題をつけてもトータル4000円。 dカードとりあえず作っとくと1Gプラスで21G。これだけあれば文句はなかろう。 もっともっと小刻みにギガを減らして節約したい人は格安SIMを選ぶといい。 しかし日々変化する最安を追い続けるのはめんどくさい。 めんどくさい人はキャリアの低価格プランにしておけ。

で、どちらがいいのか

未だにdocomo信者な面がある僕の場合で言えばahamoがよい。*4 定額かけ放題を使っている人にとっては、単純に月額の料金が下がるからだ。 また家族にdocomoがいる場合、無料の家族通話の枠にもぐりこめる。強い。

それ以外の人になんでpovoを推すかというと、半年かけて150G使うプランをだしているからだ。 これは実質「半年間繰り越せる」と同じ意味をもつので、他社にして微妙に多いギガを捨て続けると考えるとこちらのほうが合理的だ。

学ばないと無駄に金を払い続ける老人になる

というわけで、ちょっと学べば年間数万円単位で得すること、 言い換えれば、知らないとえんえんと金を払い続けていることがこの世には割と存在するなというのを強く感じる日々である。 僕も先人たちのブログを見ながら少しずつチューニングしているのだが、せっかくだから、これから調べるか迷う人々のために、思考の記録とともに独断と偏見のおすすめを残しておく。 今後やろうと思っているのは、①クレカどれにする問題②ふるさと納税③住宅ローン減税④ニーサ⑤マイナポイント⑥家電リサイクルポイントとか。 いろいろあるから、もし早く聞きたいものがあったら、優先的に書くから教えてくれ。*5

じゃ、またね。

蛇足1

ahamoのアフィリエイトがあったことに気づいた(公開してだいぶ経った後に) 今から変える人は何卒踏んでください(ダイレクトマーケティング

蛇足2

あと、最近買ってめちゃくちゃ良かった充電器兼モバイルバッテリーの話。 急速充電してくれてiPhoneを3回分くらい充電できるし、そもそも充電速度が体感めちゃくちゃ上がる。 停電した時に、普段使ってる充電器がいきなりモバイルバッテリーになる安心感。 Ankerは偉大だ。Ankerショップにいっておまかせで選んでもらうのもいいだろう。*6

*1:これは僕が契約変更したころの知識なので、これを読む方のタイミングにあっているか最適なものなのかは保証できない。が最善を尽くすので勘弁してほしい。あと全部個人ブログの個人の感想だから、少々間違った認識をしている可能性もある

*2:我々庶民にも店で選んでもらう方が楽な分野というのは存在して、家電などについては売り場で店員さんに聞いた方が早いしラクだ。僕自身は比較サイトを何時間も穴が開くほど読みながら検討するわけだが、それでも内部構造とかどのくらい長持ちするかはわからない。費用対効果は薄いかもしれないと思いながら楽しいので調べている

*3:個人の感想です。現在は改善されている可能性があります

*4:どうでもいい話なんだけど、auソフトバンクの帯域よりdocomoの帯域のほうが電波が良く曲がるっていう迷信を信じてる。電波の帯域によって、曲がりにくい帯域と曲がりやすい帯域があって、一番いいところをNTTが持ってったって迷信信じてる。ちなみにこの迷信は孫正義という人が2009年ごろに唱えていた

*5:といってもこれ書くのにかなり時間かかってるから、期待しないで

*6:アフィだ。アフィだが、ここまでの内容がいいと思ったら踏んでくれ

まいにち競馬がおもしろいのは、仲間に恵まれたからだなって話

一口馬主アドベントカレンダー2021、最後の記事です。 みなさん本当にありがとうございました。 f:id:masa_marulimo:20211225173953j:plain adventar.org

それぞれの出資スタイルはもちろん、苦い思い出、青草を食わされ続けた馬の話、名前への強い思い、ブログの由来、また出資馬が大好きでたまらないという文章が毎日毎日更新されていって、最高に楽しい12月でした。 それもこれも、みなさんが毎日投稿してくれたおかげです。 特に、後半は全部自分で埋めなきゃと思っていただけに、どんどんカレンダーがうまっていったときはとても感動しました。 本当にこうやって喜びも成功も共有できるから楽しいんだなと、強く、感じました。 みなさんの出資馬のいろんな活躍が、来年も見れますように。 (そしてできれば、来年も書いてください!!!)

年末だし、少しだけ有馬記念の話を。 僕の初めての有馬は15年。ゴールドアクターの年でした。 スタンドから溢れんばかりの人。キタサンブラック武さんが刻むゆったりとしたペース、道中進出してくるゴールドシップキタサンブラックの後ろでじわっと張ってくるゴールドアクター、腕力でスペースをこじ開けるサウンズオブアースデムーロ、最後の叩き合い。 これが日本最高峰のレースなんだなと圧倒されました。

出資馬の出走を抜きにしても、毎年めちゃくちゃ楽しみなこのレース。 ことしはファン投票に選んでいただいて、なんと人気投票1位での出走です。 こんなこと一生に何回もないんだと言い聞かせながら、最高の3分を見守ってこようと思います。

今年のみなさんの夢はどの馬に、誰に託しますか?

それでは、メリークリスマス🎄