ボードゲームと馬と

ゲームの感想とか馬の話とか

ユニオンストックヤード Union Stockyards (2023)

 

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7.0/10

畜産加工業者になって、情勢の要求に応えながら自分の会社のブランド牛豚羊の名声を高めつつ拡大生産していく。

いろいろちょうどいいゲームズ、というのが最初の感想だ。
素直なワカプレと、シンプルなタイル配置。

余談だけど、先に土地を買うタイル配置って以前は見たけど最近あまり見ない気がする。現実をいかに圧縮してゲームに落とし込むかという過程で、「建物を建てる」と「土地を買う」は一緒くたにされがちなんだと思うけど、ここでは1手番使って土地を買うとだいぶ安上がりになるので効いてるルールだなと。

 

話がそれた。

このゲームのキモは「KDJサイズ」ってことに尽きると思う。
近年、大切にしている指標として「重すぎない重ゲ」があるんだけど、BGGでも3を切っているように、このゲームは重量級ではなく中量級だ。
ちょっとボードゲームに触ったことがある人なら知ってるワーカープレイスメントに、馬鹿でかい木コマを置いてSNS映えするタイル配置、イベントカードの塩胡椒感あるランダム感。
複雑すぎないルールに、あわせても1時間程度のゲームサイズ
初回のプレイ体験に強く配慮して、「あるマークを集めよう」みたいな、それなりの指針まで用意されている。
「このくらいがいいんでしょ」というKDJクラスのゲーム体験を露骨に狙ってきていて、めちゃくちゃ好感が持てる。
惜しむらくは、ネクストステーションロンドンにも感じたように、初回でいろいろ披露しすぎた結果1-2回でだいぶゲームの理解が進みすぎてしまう点だ。


円安などの影響もあり値段だけが可愛げがないが、どの会に持っていってもゲームの習熟度に関わらず満足できる、2023年の定番ゲームになりそう。

 

数寄ゲームズさんで8/2まで(今日までやんけ!)予約受注してるみたい。
届くのは11月なのか〜

sukigames.thebase.in

 

 

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